技術情報 アプリケーション Application Data 210-UV-0035
UV Application Data

50μLミクロセルを用いた低濃度から高濃度までのタンパク質の微量測定

Introduction

タンパク質の抽出、精製によるタンパク質収量の確認や、タンパク質の蛍光標識など、様々な生化学実験ではタンパク質の定量が必要不可欠です。タンパク質の定量方法には、紫外可視分光光度計による紫外吸収法や比色法があります。

このタンパク質定量では、試料が非常に貴重であることから微量試料が測定できること、低濃度から高濃度まで広い濃度範囲を測定できること、測定値が安定しており高い測定再現性が得られることが求められています。

ここでは、低濃度から高濃度までの牛血清アルブミン(BSA)各50µLの吸収スペクトルを測定し、タンパク質が吸収ピークを示す波長280nmの吸光度から検量線を作成し、直線性を評価した結果と、約2.5min毎にBSAの吸収スペクトルを測定し、測定再現性を評価した結果をご紹介します。

Keywords
タンパク質定量、牛血清アルブミン (BSA)、直線性、再現性、微量
アプリケーションデータ番号
210-UV-0035
発行
2015年
このApplication Dataをダウンロードする