分光分析を用いた光学素子の品質管理では、製品が要求される分光特性を有していることを迅速かつ的確に評価することが求められます。その判定プロセスでは、測定されたスペクトルが複数の基準を満たしていることを確認しますが、これらの基準を個別に設定し、一つ一つ合否を判定する作業は煩雑です。
このような課題を解決するために、日本分光ではスペクトル診断プログラムを用意しています。スペクトル診断プログラムは、診断条件をあらかじめ登録することで、スペクトルの測定と同時に複数の合格基準を自動的に一括判定するソフトウェアです。
ここでは、近赤外領域のバンドパスフィルターの透過スペクトル測定を例として、スペクトル診断プログラムを用いた効率的な品質管理を実現する具体的な手法を紹介します。
