技術情報 アプリケーション トピックス ラマン分光法アプリケーション集 ラマン分光法によるセラミックスコンデンサーの評価
ラマン分光法 アプリケーション集

ラマン分光法によるセラミックスコンデンサーの評価

ピーク面積色分け図
電荷を蓄えるコンデンサー材料や集電体、圧電体に⽤いられる BaTiO3 は常温(正⽅晶)で強誘電体、約 100 °C 以上(⽴⽅晶)では常誘電体に相転移することが知られています。ここでは、BaTiO3からなる積層セラミックスコンデンサー断面を加熱しながら測定した事例をご紹介します。520 cm-1のピーク(TO)がシフトしていることから、BaTiO3 の構造が昇温と共に変化していることが分かります。温度変化を追跡するだけでなく、各温度でイメージング測定をすることも可能です。
スペクトルの比較
加熱ステージ搭載例