陰イオン分析システム

110020I+:「化学的サプレッサーを用いた陰イオン分析」

別表第13 イオンクロマトグラフ(陰イオン)による一斉分析法

CD-200 電気伝導度検出器は販売を休止しております
ポストカラムでケミカルサプレッサーを通過させたのち、電気伝導度検出器で試料中の陰イオンを検出します。臭化物イオン及び経時変化がみられる亜硝酸イオン、硝酸イオンについてはUV検出器の接続により安定した検出が可能です。
※平成31年改正に基づいています
イオンクロマトグラフィーシステム
システム図
陰イオン分析クロマトグラフ
1: F- (2 mg/L), 2: Cl- (3 mg/L),
3: NO2- (5 mg/L), 4: Br- (10 mg/L),
5: NO3- (10 mg/L), 6: PO43- (15 mg/L),
7: SO42- (15 mg/L),
注入量: 100 µL
構成(EXTREMA 4000Model)
移動相送液ポンプ PU-4080i × 1
オプション DG unit × 1
オートサンプラー AS-4050i × 1
オプション TC-4000-1 × 1
カラムオーブン CO-4060 × 1
電気伝導度検出器 CD-200*1 × 1
ボトルスタンド BS-4500-4 × 1
A/Dインターフェース LC-Net Ⅱ/ ADC × 1
LC-Net ケーブル LC-NetCG × 2
装置制御・
データ解析ソフト
ChromNAV Ver.2*2 × 1
分離カラム Shodex IC SI-90 4E
(4.0 mmI.D. x 250 mmL, 9 µm)
× 1
サプレッサー ICSpak (4.6 mmI.D. x 100 mmL) × 1
配管等 HPLC PEEK スタートアップキット × 1
オートサンプラー
バイアル
スクリューバイアル 2mL PP × 1
セプタム付キャップ × 1
*1 制御には、Shodex CD Driver for ChromNAV, USBケーブルが別途必要です。
*2 装置制御・データ処理用PC一式が別途必要です。
測定条件
カラム Shodex IC SI-90 4E(4.0 mmI.D. x 250 mmL, 9 µm)
移動相 1.8 mM Na2CO3 + 1.7 mM NaHCO3 水溶液
移動相 流量 1.0 mL/min
カラム温度 25°C
極性, レンジ (+), 5.12
注入量 100 µL
〇180 mM Na2CO3 + 170 mM NaHCO3 水溶液(移動相100倍濃度溶液)
炭酸ナトリウム 19.1 g 及び炭酸水素ナトリウム 14.3 g を精製水で 1 L にメスアップ
冷暗所に保存
〇1.8 mM Na2CO3 + 1.7 mM NaHCO3 水溶液(移動相)
移動相100倍濃度溶液 10 mL を精製水で 1 L にメスアップ
冷暗所に保存
〇硝酸態窒素標準原液
NaNO3 6.068 g を精製水で1L にメスアップ
冷暗所に保存
〇亜硝酸態窒素標準原液
NaNO2 4.926 g を精製水で 1 L にメスアップ
冷暗所に保存
〇フッ素標準原液
NaF 2.21 g を精製水で 1 L にメスアップ
ポリエチレン容器で冷暗所に保存
〇塩化物イオン標準原液
NaCl 1.649 g を精製水で 1L にメスアップ
冷暗所に保存
〇塩素酸標準原液
塩素酸ナトリウム1.3gを精製水で1L にメスアップ
冷暗所に保存
前処理
陰イオン分析前処理方法
検水に含まれるそれぞれの対象物質の濃度が下表に示す濃度範囲の上限値を超える場合には、同表に示す濃度範囲になるように精製水を加えて調整する。
対象物質濃度範囲
硝酸態窒素0.02 ~ 20
亜硝酸態窒素0.004 ~ 0.4
フッ素0.05 ~ 5
塩化物イオン0.2 ~ 200
塩素酸0.06 ~ 1.2
ノウハウ
☑ 切替バルブを使用してサプレッサーをパラレルに接続すると、分析及び再生・洗浄を並行して行うことができます。
陰イオン分析ノウハウ