陰イオン界面活性剤分析システム

820029H+:「炭素鎖分岐認識型カラムを用いた陰イオン界面活性剤の分析」

別表第24 固相抽出-高速液体クロマトグラフ法

アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム (C10 ~ C14) を、逆相カラムで分離し、蛍光検出します。炭素鎖分岐認識カラム(Unifinepak C18) または炭素鎖分岐不認識カラム(Wakopak Wakosil AS-Aqua)を用いて分離します。
HPLC システム
システム図
陰イオン界面活性剤分析クロマトグラフ
1: Sodium decylbenzenesulfonate (C10)
2: Sodium undecylbenzenesulfonate (C11)
3: Sodium dodecylbenzenesulfonate (C12)
4: Sodium tridecylbenzenesulfonate (C13)
5: Sodium tetradecylbenzenesulfonate (C14)
10 mg/L each,
注入量: (1) 30 µL, (2) 10 µL
構成(EXTREMA 4000Model)
移動相送液ポンプ PU-4180 × 1
オプション DG unit × 1
オートサンプラー AS-4050 × 1
オプション TC-4000-1 × 1
カラムオーブン CO-4060 × 1
蛍光検出器 FP-4025 × 1
ボトルスタンド BS-4000-1 × 1
A/Dインターフェース LC-Net Ⅱ/ ADC × 1
LC-Net ケーブル LC-NetCG × 3
装置制御・
データ解析ソフト
ChromNAV Ver.2*1 × 1
分離カラム
(どちらか1本)
Unifinepak C18
(4.6 mmI.D. x 250 mmL, 5 µm)
× 1
Wakopak Wakosil AS-Aqua
(4.6 mmI.D. x 250 mmL, 5 µm)
× 1
配管等 HPLC スタートアップキット × 1
オートサンプラー
バイアル
スクリューバイアル2mLクリアー × 1
セプタム付キャップ × 1
*1 装置制御・データ処理用PC一式が別途必要です。
測定条件
Column (1) Unifinepak C18
(4.6 mmI.D. x 250 mmL, 5 µm)
(2) Wakosil AS-Aqua
(4.6 mmI.D. x 250 mmL, 5 µm)
移動相 0.1M 過塩素酸ナトリウム含有 アセトニトリル/水 (65/35)
移動相 流量 (1)1.0 mL/min, (2) 0.7mL/min
カラム温度 40°C
波長 Ex: 221 nm, Em: 284 nm
Gain x10
注入量 (1)30 µL,(2)10 µL
〇0.1M過塩素酸ナトリウム含有 アセトニトリル/水 (65/35)
アセトニトリルと精製水を 65:35 の割合で混合した液 1 L に、過塩素酸ナトリウムを 12.3 g 溶解
〇標準原液
デシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ウンデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、トリデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ ム及びテトラデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムのうち直鎖アルキル基の末端以外 の炭素にフェニル基が結合したものそれぞれ 100 mgをメタノールに溶かして 100 mLとしたもの (1000 mg/L)
冷暗所保存
〇標準液
標準原液をメタノールで 10 倍に希釈 (100 mg/L)
都度調製
前処理
陰イオン界面活性剤分析前処理
ノウハウ
☑ 非イオン界面活性剤の分析と実験器具などを共有していると、トルエン由来のゴーストピークがクロマトグラム上、C12のピークの後方に重なるように溶出します。実験器具や実験環境には十分気を付けましょう。
☑ C8カラムを用いると試料のピークとトルエンのピークを分離・判別することができます。詳しくはアプリケーションデータNo.820037Hをご覧ください。