製品情報 Clean up Column

水系溶媒用妨害成分ゴーストピーク除去カラム

Clean up Column
Clean up Column
高圧グラジエントでの測定溶離法を用いたゴーストピークの原因の一つに、移動相中に存在する疎水性の高い妨害成分が挙げられます。Clean up Columnは、この妨害成分を連続的に吸着除去できます。

水系溶媒由来のゴーストピーク対策に、これ一本

使用中のシステムに簡単接続

Clean up Columnは、ポリマー系充塡剤が妨害成分を連続的に吸着除去します。高圧混合グラジエント時の溶出力の弱い移動相*を送液しているポンプ出口に接続し使用します。

*妨害成分の除去は、移動相中の有機溶媒の割合が少ないほど効率的に行われます。通常50%程度以下の有機溶媒量の移動相に対して高い効果が得られます。

接続例
Clean up Columnの接続例

移動相中妨害成分の除去

メタノール/水の高圧グラジエントを行った移動相のモニター結果を図に示します。Clean up Columnを使用していない状態では、メタノールの割合が多くなったときに妨害成分が分析カラムから溶出して、ゴーストピークとして検出されています。一方、Clean up Columnを使用した時には、ゴーストピークは消えています。この妨害成分の由来としては、劣化した水の使用、緩衝液として使用した試薬に含まれる微量の不純物、ポリ瓶から溶出された可塑剤、周囲の空気中成分の移動相への溶解による劣化などがあります。

Clean up Columnを用いた移動相中妨害成分の除去
Clean up Columnを用いた移動相中妨害成分の除去

注意事項

  • 初めて使用する場合は必ず、アセトニトリル・メタノールなどの有機溶媒で十分に洗浄した後に使用してください。
  • 質量分析計を検出器とした場合、本製品の使用によるノイズが生じる恐れがあります。
  • イオンペア試薬を用いた分析では、イオンペア試薬が本製品に吸着され、保持時間やピーク形状に影響を与える場合があります。
  • 移動相の組成や分析組成や分析条件によっては劣化が早まります。有機溶媒で洗浄することで繰り返し使用できる場合があります。
  • 全ての不純物の除去を保証するものではありません。予めご了承ください。
  • 仕様

    HPLC用

    商品名 サイズ 耐圧 タイプ
    Clean up Column 4.6 mmI.D. × 50 mm 30 MPa カラム

    UHPLC用

    商品名 サイズ 耐圧 タイプ
    Cartridge-Column holder30 - 50 MPa ホルダー
    Cartridge-Column CLEAN-HPX 3.0 mmI.D. × 30 mm カートリッジ