積分球採用により光が拡散する試料にも対応
検出部に積分球を用いるため、光が拡散する試料でも測定を行うことができます。
光学系のイメージ
積分球から試料までの距離を変更可能
試料と積分球の間の距離を遠・近2パターンで変更して使用することができます。試料と積分球の距離を近く設定した場合には拡散光を含む測定、試料と積分球の距離を遠く設定した場合には拡散光の影響が少ない測定を行うことができます。
試料の直進透過光のみを検出
試料の直進透過光と拡散透過光を検出
2種類の評価方法から目的にあった方法を選択可能
試料と偏光子を用いる評価方法と試料を2枚用いる評価方法(※別売の試料ホルダーが必要です)のいずれかを選択可能です。
試料ステージの制御や測定、偏光フィルム評価に求められる各種計算を行うオプションの専用プログラムです。測定や計算の自動化にも対応し、迅速な評価ができます。偏光度や色彩計算などの各種数値計算や、試料のクロスニコルを自動でサーチするプログラムが付属しています。
クロスニコル自動サーチ
サンプルを最小 0.01° ステップで回転させながら透過率を数点モニターすることにより、自動で高精度なクロスニコル角度(光の偏光方向に対して試料の偏光軸が直交する角度)の検出を行うことが可能です。さらにクロスニコル自動サーチから測定・計算までを自動化することが可能です。
クロスニコル自動サーチ
自動計算
偏光フィルムの評価で必要とされる各種計算を自動で行います。クロスニコルおよびパラレルにおける透過スペクトルからの単体透過率、平行透過率、直交透過率、偏光度、二色性および配向スペクトルの算出をします。これらの数値を元にして、色彩計算および指定した光源とCIE視感度による重み付け平均を行った、視感度補正単体透過率、視感度補正平行透過率、視感度補正直交透過率、視感度補正偏光度の算出を自動で行います。計算結果は一覧表としてみることができます。
計算結果一覧(一覧表示)