ポリスチレン(PS) は食品容器や緩衝材などに使われているポリマーです。PSは紫外線や熱への暴露やリサイクルを繰り返すことなどによって劣化が生じますが、このような物性の変化を定量的に評価することはPSを原料とした製品の開発や品質管理において重要となります。ポリマー原料を定量的に評価する方法としては、GPCで分子量分布の測定を行うことが挙げられます。PSをGPCで分析する際には通常、テトラヒドロフラン(THF) を移動相として使用します。
今回、PS試験片にキセノン促進耐候性試験機で光照射を行い、分子量分布の変化をGPCで測定し、劣化度の評価を行いました。GPCのシステムとしては示差屈折率検出器(RI-4030)及び高性能分析用GPCカラムを使用しました。データ解析には、ChromNAVの分子量分布計算プログラムを使用し、標準試料用のPSを用いて分子量校正曲線を作成し、分子量分布を計算したのでそれらの結果も併せて報告します。
