超臨界流体抽出 

高速化 Speedy

従来の有機溶媒による抽出法では、多くのステップ・多くの時間を必要としていました。一方、超臨界流体抽出では、簡単なプロセスで時間をかけずに抽出することができます。

環境に優しい Green

従来の有機溶媒による抽出法では、様々なステップで有機溶媒を使用するため、環境や作業者に負担がかかっていました。一方の超臨界流体抽出では、利用する移動相がCO2のため、有機溶媒の使用量が大幅に削減されます。
溶媒抽出と超臨界流体抽出の各ステップでの使用溶媒量の目安

抽出の多様性 Variety

CO2 とエントレーナーの混合溶媒を用いることにより、単一溶媒による溶媒抽出時と比較して、幅広い極性をもつ様々な成分を抽出することができます。CO2 はヘキサンと同等の溶媒極性ですが、ヘキサンでは混和しないメタノール・アセトニトルなどの極性溶媒も混和することができます。
日本薬局方第17改正(JP17)記載法に基づく陳皮抽出物
及び SFE による陳皮抽出物のクロマトグラム比較