有機溶媒抽出法と比較して、時間の短縮や操作の簡略化・自動化、抽出効率の改善が期待できます。
有機溶媒の使用量が削減でき、作業者や環境への負担を軽減します。
CO2は高純度で低価格で購入でき、抽出後は気化するため廃棄コストも削減できます。
超臨界CO2は高拡散性・低粘性であるため、微細なところへも入り込み、高回収率が期待できます。
また、気液分離捕集器サイクロンセパレーターを回収ビンに取り付けることで、試料の高い回収率を実現します。
低酸素・不活性条件下で、エントレーナー(補助溶媒)や圧力で溶解度を変化させることができるので、様々な成分の抽出が可能です。
天然物からの各種フレーバーや薬効成分、魚油の成分(DHA、EPAなどの高度不飽和脂肪酸や脂肪酸エステル)、脂溶性ビタミンや医薬品の有効成分など多数の実績があります。
抽出した試料をHPLCやGCで分析するなど、分析用試料の前処理としてもSFEを利用することができます。