高速液体クロマトグラフィーのシステムは、一般に送液部・試料注入部・分離カラム・検出部・データ処理部(CDS)の各部より構成されており、カラムに対して最適なシステムを構成する必要があります。
適切なシステムおよび検出器のセルを選択することで、高性能カラムの能力が発揮され高分離・高感度での検出が可能になります。
※RHPLC(ラピッドセパレーションHPLC)は、コンベンショナルHPLCから一部のUHPLCの一部までをカバーする高速分析の手法です。
配管接続部分に空隙があると、理論段数低下やテーリングの原因となります。空隙が生じないように、配管のフェラル先端長や切断面に注意してください。
粒子径2.0 µm以下のカラムはUHPLC用であり、送液時の圧力が高くなります。配管をする際は耐圧にご注意ください。
インジェクター~カラム間、カラム~検出器間の配管は、試料が拡散しないようできるだけ短く、内径の小さいものを用いるとともに、接続部分に空隙が生じないようにご注意ください。
(UHPLC:内径0.15 mm以下、HPLC:内径0.25~0.5 mm)