液体クロマトグラフ-シングル四重極質量分析計

EXTREMA-MS

ハードウェアの特長

選択可能なイオン源

測定目的や測定対象成分の性質に応じて、ESI(エレクトロスプレーイオン化法)とAPCI(大気圧化学イオン化法)の2種類からイオン源を選択できます。各イオン源の交換は簡単に行うことが可能です。

また、各種試料に合わせたイオン源の交換が可能であり、電源を入れた状態で交換できるため、Ventの必要がありません。

イオン源
図1 イオン源まわり
イオン源の交換その1
図2-1 イオン源の交換 ステップ1
イオン源の交換その2
図2-2 イオン源の交換 ステップ2

直接注入法 Flow Injection Analysis(FIA)

マニュアルインジェクターが本体に標準付属のため、ポンプを接続するだけで、FIAによる試料の直接導入が可能です。

これにより、HPLCや超臨界流体クロマトグラフィー測定時のイオン源の条件検討をカラムで分離することなく行うことが可能です。

また、分取で得られた分画物のマススペクトルを確認できます。

FIA-MS
図3 マニュアルインジェクターによる試料の直接導入

大気圧固体分析プローブ Atmospheric Solids Analysis Probe(ASAP)

APCIイオン源使用時のオプションです。プローブ(キャピラリー)の先に微量試料を付着させ、APCIイオン源に直接導入してマススペクトルを測定します。

液体試料の測定も可能で、分取で得られた分画物を直接MSに導入してマススペクトルを確認できます。

ASAP-MS
図4 ASAP-MS
ASAP-MSイメージ
図5 イメージ