マイケルソン型干渉計では、ビームスプリッターの厚みの多重反射を利用しているため、低波数になるほど膜厚を厚くする必要があります。
そのため、膜自体の吸収が大きくなってしまい、10cm−1以下の低波数領域の測定が困難になってきます。
日本分光では100cm−1以下で効率がよいマーチン・パプレット干渉計を用意しています。
80cm−1以下の波数領域において、セラミック光源より強度がある高圧水銀光源を装置の光源として使用しています。
検出器としては室温で動作するPE窓のDLATGSを内部に設置してあります。
また、外部にはボロメータ検出器を装着できる設計となっているため、より感度の高い測定を行うことができます。