試料観察が可能なATR付属品を使用することで、数百µm程度の微小試料の測定が可能です。
試料とプリズムを密着させて赤外(IR)スペクトルを測定するATR法は、迅速かつ簡便な測定法として、非常に広く利用されています。ATR法においてプリズム面よりも微小な試料を測定する場合、できるだけプリズムの中心に試料を密着させることが良好なスペクトルを測定するためには重要となります。ここで示す観察型一回反射ATR “ATR PRO 4X VIEW” は、試料観察をしながらATR測定ができる付属品であるため、微小な試料をプリズム中心に適切に密着させることができ、結果として良好なIRスペクトルを測定できます。ここでは、ATR PRO 4X VIEW を利用して、微小な試料であるつけまつ毛の材質評価を行いました。
目元用の美粧品として多種類のつけまつ毛が販売されていますが、それらの素材については、人毛、獣毛、天然繊維が素材と表記したものが多数あります。しかしながら、実際には「ミンク調」「セーブル調」という質感を表しているに過ぎず、多くの商品は合成繊維であるといわれています。ここでは ATR PRO 4X VIEW を用いて、人のまつ毛及び人毛素材と表記された市販のつけまつ毛の IR スペクトルを測定し素材の識別を行った事例を示します。
