ガソリンは石油の分別蒸留によって得られた沸点範囲 30 °C~200 °C(炭素数 4~10)の石油製品であり、パラフィン、オレフィン、芳香族などさまざまな炭化水素が含まれる。これらの成分の定量はガソリンのキャラクタリゼーションに必要であり、ASTM(American Society for Testing and Materials)ではガソリン中のオレフィンを超臨界流体クロマトグラフィ(SFC)を用いて定量する方法を提案している(D6550-00)。
われわれは D6550-00 に対応したシステムを構築し、ガソリン中のオレフィンの定量を行った。