ウイキョウ(茴香,フェンネル)は、ウイキョウの果実を乾かした局方生薬の一つであり、安中散などの胃薬や感冒薬に使用されています。また食用としては魚介類との相性が良いことから、香辛料としても利用されています。
果実には、主成分として精油成分であるアネトールなどが含まれており、その他にもモノテルペンの一種である α-ピネン, β-ピネンやリモネンなどが含まれています。
今回、ウイキョウ中成分の超臨界流体抽出 (SFE) 及び超臨界流体クロマトグラフィー (SFC) によるウイキョウ中成分の分離を行いましたので報告します。