製品情報 超臨界CO2残留農薬抽出システム
超臨界流体システム

超臨界CO2残留農薬抽出システム SFE

超臨界CO2残留農薬抽出システム SFE
食品や土壌中に残留する微量な農薬の抽出方法として超臨界二酸化炭素抽出法が注目され、使用されてきています。超臨界二酸化炭素を用いた残留農薬抽出システムでは、操作が簡便、短時間で抽出が可能、微量成分まで捕集可能なトラップカラム方式、抽出液のクリーンアップがほとんど不要、詰まりやコンタミが少ない、低ランニングコスト、安全で環境にやさしいなどの特長があります。

超臨界CO2残留農薬抽出システムの特長

安全で環境に優しい

農薬抽出方法のひとつである溶媒抽出法やGPCクリーンナップ法は、処理操作に多くの労力と時間を要することや、大量の有機溶媒を使用することから、省溶媒や環境への配慮の点でも問題があります。

超臨界二酸化炭素を用いた残留農薬抽出システムは低毒性、不燃性CO2を使用するため、安全で環境に優しいシステムです。

低コスト

CO2は高純度で低価格なので、低ランニングコストを実現します。

高い抽出効率

抽出効率が優れているため、迅速に抽出が行えます(1サンプル約30分~1時間、従来法の約1/3~1/4の処理時間)。抽出物はトラップカラムで捕集し、微量な農薬も逃しません。トラップカラムで夾雑物も粗分けするため、抽出液のクリーンアップがほとんど不要です。

様々なサンプルに対応

200種類以上の農薬、各種の農作物(穀物、野菜、果物)、加工食品にも対応しています。

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コンタミネーションが少ない

洗浄液を抽出溶液のライン、自動圧力調整弁に送液することができるため、トラップカラムに捕集した農薬の溶出、配管の詰まりやコンタミネーションを少なくすることができます。