製品情報 ChromNAV ChromNAV Ver.2

クロマトグラフィー データシステム

ChromNAV Ver.2
ChromNAV Ver.2
ChromNAV Ver.2は、クロマトグラフィーデータシステム(CDS)として様々な機能を搭載し、さらに使いやすく進化しました。最新のユーザーインターフェースは、画面内に必要な機能のみを絞り込んで表示するなど、直感的に判りやすく操作性に優れています。多目的に利用する方から専用分析装置として利用する方まで幅広いニーズに対応したCDSです。

ChromNAV Ver.2の基本機能

フレキシブルな測定モード

測定シーケンスモード、マニュアル測定モード、スカウティングシーケンスモード(オプション)など、用途に合わせた測定方法を選択できます。また、測定中におけるスペクトルスキャン、グラジエントプログラムの変更、装置パラメーターの一時変更に加え、測定終了後の自動印刷・装置の自動電源オフや、動作状況のメール報告機能を搭載するなどのサポート機能が充実しており、快適なオペレーションを提供します。

コントロールメソッド作成

クロマトグラムを参照しながらグラジエント・各種タイムプログラムの作成が可能です。分析メソッドのプレビュー可能です,Control Center で設定した装置リストをワンクリックで取得可能です。

コントロールメソッド
コントロールメソッド作成

マニュアル測定モード

マニュアルインジェクターによる繰り返し測定に便利なモードです。注入信号を待ち受けて連続してデータ取り込みをおこなう事ができます。

マニュアル測定モード
マニュアル測定モード

動作状況のメール報告機能

サンプル注入や分析終了の他、システムエラーの情報を指定のメールアドレスに自動配信できます。メールはChromNAV登録ユーザーごとに送り先を設定できます。

動作状況のメール報告機能
動作状況のメール報告機能

パワーコントロールによる省エネ

測定シーケンスモニターでは、パワーコントロール設定が可能です。測定終了後にPower Offを選択したモジュールの電源を自動でOffにします。(対応機種はお問い合わせください。)

パワーコントロールによる省エネ
パワーコントロールによる省エネ

スマートなクロマトグラム解析

ChromNAVは、複数のクロマトグラムについて、ピーク検出から同定、定量までを一括処理することができます。統計計算や外部出力等のデータ処理に加え、役立つ機能を多数搭載しています。

クロマトグラムプレビュー

クロマトグラムプレビューは、クロマトグラムファイルを開くことなく、参照クロマトグラムとの比較や情報の閲覧が行えます。タイル表示では最大48データまで一括表示が行え、不純物の有無などが一目瞭然となります。

ツリー表示
ツリー表示
タイル表示
タイル表示

クロマトグラムデータ処理 定量計算

定量計算はわずか3ステップで実行可能です。

ピーク検出
Step 1 ピーク検出
オート検出

マニュアル検出
ピーク同定
Step 2 ピーク同定
保持時間による同定
溶出順序による同定
UVスペクトルによる同定
定量
Step 3 定量
絶対検量線法

内標準法

×
面積

高さ
ピーク検出

Step 1 ピーク検出

オート検出

マニュアル検出

ピーク同定

Step 2 ピーク同定

保持時間による同定

溶出順序による同定

UVスペクトルによる同定

定量

Step 3 定量

絶対検量線法

内標準法


×

面積

高さ

ピーク検出

Step 1 ピーク検出

オート検出

マニュアル検出

ピーク同定

Step 2 ピーク同定

保持時間による同定

溶出順序による同定

UVスペクトルによる同定

定量

Step 3 定量

絶対検量線法

内標準法

×
面積

高さ

クロマトグラムデータ処理 データ処理メソッド

ピーク情報やクロマトグラムのエクスポート、各種ノイズレベルの計算及び入力、差クロマトグラム等、様々なデータ処理を一つのメソッドにまとめ、複数のクロマトグラムへの一括実行が可能です。

クロマトグラムデータ処理 統計計算

複数のクロマトグラム情報を一覧表示でき、合否判定機能も搭載しています。Excel CSV形式での計算結果のエクスポートも可能です。

統計計算
統計計算

クロマトグラムデータ処理 レポートスタイル作成/印刷

レポートスタイルは、クロマトグラム、ピーク情報及び各種メソッド等を自由に組み合わせて作成できます。複数のクロマトグラム情報を一括印刷できるシーケンスレポートスタイルも選択できます。

レポートスタイル作成/印刷
レポートスタイル作成/印刷

PDAデータ処理機能を標準で搭載

ChromNAV はPDA検出器の制御とデータ解析機能を標準搭載しています。3Dや等高線表示などPDAデータを様々な形式で表示することができます。また、測定したPDAデータから任意の波長のクロマトグラムを取り出すことができ、定量計算を行うこともできます。

PDAデータの等高線表示
PDA解析画面 等高線表示

オートスキャンプログラム機能

ChromNAVでしきい値を設定すると、設定した値以上のピークが検出されると自動でスペクトル測定を行います。複数のピーク成分のスペクトルの自動取得に便利な機能です。

(オートスキャンプログラム対応検出器:紫外可視、円二色性、蛍光)

オートスキャンプログラム
オートスキャンプログラム