製品情報 近赤外蛍光測定システム FP-8750
近赤外蛍光測定システム

FP-8750

近赤外分光蛍光光度計
FP-8750は近赤外域の蛍光測定を可能にした分光蛍光光度計です。蛍光側分光器に近赤外用冷却型光電子増倍管を使用することで、測定波長を1700 nmまで拡張しました。希土類錯体やカーボンナノチューブ等、近赤外域で蛍光を発する物質の測定に最適です。

近赤外蛍光測定システム FP-8750の特長

広いダイナミックレンジ(オートゲイン、オートSCS機能搭載)

検出感度を蛍光強度に合わせて自動的に調整するオートゲイン・オートSCS機能を搭載しており、広いダイナミックレンジを実現しています。

世界最高レベルのスキャンスピード

波長走査速度は励起側で最速60,000/min、蛍光側で最速120,000/minです。

自動高次光カットフィルターを搭載

FP-8750は自動高次光カットフィルターを搭載しており、励起光の高次光による影響を除去することができます。自動高次光カットフィルターは使用のON、OFFを選択可能です。

スペクトル補正が可能

スペクトル補正用光源を用いて蛍光側光学系のスペクトル補正を行うことができます。

近赤外域の量子効率測定が可能

オプションの積分球を使用することで近赤外域の量子効率の測定ができます。

豊富な付属品ラインナップ

FP-8050シリーズの豊富なオプション群を使用することが可能です。

* 一部使用できない付属品があります。

応用例

  • 単層カーボンナノチューブの同定
  • 有機化合物の特性評価
  • 希土類元素の蛍光スペクトル測定
  • 半導体のバンド構造の解析