農薬抽出方法のひとつである溶媒抽出法やGPCクリーンナップ法は、処理操作に多くの労力と時間を要することや、大量の有機溶媒を使用することから、省溶媒や環境への配慮の点でも問題があります。
超臨界二酸化炭素を用いた残留農薬抽出システムは低毒性、不燃性CO2を使用するため、安全で環境に優しいシステムです。
CO2は高純度で低価格なので、低ランニングコストを実現します。
抽出効率が優れているため、迅速に抽出が行えます(1サンプル約30分~1時間、従来法の約1/3~1/4の処理時間)。抽出物はトラップカラムで捕集し、微量な農薬も逃しません。トラップカラムで夾雑物も粗分けするため、抽出液のクリーンアップがほとんど不要です。
200種類以上の農薬、各種の農作物(穀物、野菜、果物)、加工食品にも対応しています。
詳しくはこちら >洗浄液を抽出溶液のライン、自動圧力調整弁に送液することができるため、トラップカラムに捕集した農薬の溶出、配管の詰まりやコンタミネーションを少なくすることができます。