製品情報 V-730BIO

ライフサイエンス用紫外可視分光光度計

V-730BIO
V730BIO ライフサイエンス用紫外可視分光光度計
V-730BIOは、ライフサイエンスの研究に最適な微量試料を高精度に測定できる紫外可視分光光度計です。ライフサイエンスにおける分光分析に最適化された1台です。優れた性能をコンパクトな筐体に収めた紫外可視分光光度計本体と、ライフサイエンス向けの多彩なプログラムを搭載した V-730BIO専用iRM により、多様な測定とパワフルな解析が可能です。iRM はタッチパネル式カラー液晶を採用し、設置場所を取らず、視認性と操作性に優れています。データ保存には USB メモリーを採用し、PC へのデータ移動も簡単に行えます。
特長

微量試料に適した標準セルホルダー

標準セルホルダーはミクロセル対応で、100 µL マスクが標準付属し、高さ調節機能があります。試料量 50 µL でUV領域も測定可能なディ スポーザブルセル(別途、50 µL マスク、およびセルジャケット必要)なども使用できます。

50 µL 対応ディスポセル
50 µL 対応ディスポセル

多機能な iRM で快適な操作環境を実現

タンパク質・核酸濃度測定プログラム

指定された波長の吸光度を測定し、選択された計算方法に基づいて濃度計算を行います。

  • 260 nm と 280 nm の吸光度比
  • 230 nm と 260 nm の吸光度比
  • Warburg/Christian の式
  • ds DNA 定量
  • ss DNA 定量
  • Oligo DNA 定量
  • RNA 定量
  • ユーザー定義吸光度比
  • ユーザー定義濃度計算

また、バックグラウンド補正の波長と補正の ON/OFF が選択できます。濁りのある試料には任意の波長の吸光度で補正できます。

タンパク質・核酸濃度測定プログラム

温度変化測定・メルティング解析プログラム

DNA メルティング測定と解析を行います。温度を制御して、吸光度の温度変化を測定し、その結果から融解温度 Tm を計算します。Tm から GC 比の算出も可能です。セルチェンジャーに対応しており、複数セルについても測定と解析が行えます。

定量測定プログラム画面

定量測定プログラム

タンパク質定量用検量線を6種類標準搭載しています。

  • 紫外吸収法
  • BCA 法
  • Bradford 法
  • Lowry 法
  • WST 法
  • Biuret 法

また、3波長測定による定量、繰り返し測定の平均値からの濃度計算、濃度単位の表示、1~3次式の検量線作成など、充実した機能を備えています。

定量測定プログラム画面

時間変化測定(セルチェンジャー)/ カイネティクス解析プログラム

酵素溶液に様々な濃度の基質を加え、吸光度の時間変化測定を行い、グラフを作成して最大反応速度 Vmax および Michaelis-Menten 定数 Km を計算します。
グラフは次の 4 種類の表示が可能です。

  • Michaelis-Menten プロット
  • Lineweaver-Burk プロット
  • Hofstee プロット
  • Eadie プロット

セルチェンジャーに対応しており、複数セルの測定と解析が行えます。

カイネティクス解析プログラム

広い波長範囲での高いリニアリティーとクラス最高レベルのS/Nを実現

光学系、電気系の最適化を行い、迷光を低減することで測定波長範囲全体の高いリニアリティーを実現しました。可視域だけでなく、紫外域でも広い吸光度範囲での測定ができます。紫外域 (220 nm)での迷光はわずか 0.02 %です。また、優れた S/Nを有すため (RMSノイズ:0.00004 Abs) 極低濃度の試料も測定できます。

赤色 2 号のスペクトル
赤色 2 号の検量線
赤色 2 号のスペクトル(上)と検量線(下)

スペクトルバンド幅 1 nm

V-730BIO はスペクトルバンド幅が 1 nm であるため、ヨーロッパ薬局方に記載されている分解試験を十分にクリアできます。V-730BIO は、タンパク質、核酸、水質分析など溶液試料を測定するうえで十分な分解性能を有しています。

分解のバリデーション結果画面
分解のバリデーション結果画面

アライメントフリーのランプ交換

ランプ交換時のアライメント調整が不要であるため、メンテナンスを容易に行えます。

ランプ交換
ランプ交換

スタートボタン

試料をセットして、すぐに測定できるよう本体にスタートボタンが搭載されています。頻繁に試料の入れ換えを行うような、ルーチン分析の際に大変便利です。

スタートボタン
スタートボタン

安定した性能を維持・管理

JP、USP、EP、JISに準拠した試験条件でバリデーションを実施できます。波長正確さ・波長設定繰り返し精度・測光正確さ等を確認します。また、日々の装置コンディションを確認するための日常点検プログラムも標準で付属し、測定データの信頼性を維持します。

バリデーションプログラム(iRM)
バリデーションプログラム(iRM)
日常点検プログラム画面(PC)
日常点検プログラム画面(PC)