多目的フーリエ変換赤外分光光度計
ハードウェアの特長
あらゆる現場分析に対応できる柔軟性
装置の設置状況や経時変化を学習し、様々な測定環境において安定した測定を可能にしています。
また、加速度センサーで振動などの外乱を検知して影響を打ち消すことができます。VIR-100/200/300はこの優れた性能と拡張性により専用機としての利用にとどまらず、製造現場におけるモニタとして、屋外における実地測定として、など幅広いフィールドで活躍することができます。
タッチパネルによる操作とスリープモード
本体に搭載されている操作パネルにより、パラメータの切換え～測定までの一連の操作を、装置のそばで行うことができます。
また、インジケーターにより装置の状態もリアルタイムにチェックできます。スリープモードを搭載しているため、環境に配慮した分析装置でもあります。
多目的を実現する測定システム
VIR-100/200/300は各種測定ユニットを取り付けることにより、測定目的にあったシステムの構築が可能です。
各測定ユニット間の連結は基本的にはワンタッチで行うことができ、柔軟にユニットを組み合わせることができます。
1回反射ATR測定システム
1回反射ATRは試料の前処理が容易で、ユーザーを選ばず効率的な測定を行うことが可能です。測定対象は固体、液体、粉体など多岐にわたります。
ファイバ測定システム
ファイバ測定は反応容器中のモニタや製造工程のモニタリングなどのプロセス管理、あるいは近赤外測定システムと組み合わせて非破壊で工業製品や食品中の成分分析を行うことが可能です。
粉体測定システム
Smart Techは、特殊な形状を持った専用試料セルに粉末や固形物を擦り付けるだけで測定することができ、煩雑な前処理を必要としません。
この機能を専用機化したものに、プラスチック自動識別システムや覚せい剤自動識別システム等があります。
また、Smart Techには、別途オートサンプラタイプがあり、最大49検体まで連続測定することができます。
近赤外反射測定システム
近赤外光は医薬品や食品の分野、生体の観察等で幅広く利用されており、試料を非破壊で分析するのに適しています。
ガス測定システム
屋内の有害化学物質や屋外の大気中の環境汚染物質の測定などに適しています。
連続モニタが要求される測定においても測定現場にシステムを設置し効率的な測定が可能となります。
VIR-100/200/300の柔軟性はユニバーサル光学ベースや連結系光学ユニットを使用することにより、さらに向上します。
ユニバーサル光学ベースによるシステム
光学ベース上にミラーや検出器などの光学部品をセットすることにより、オリジナルの光学系を容易に作成することができます。
プロセスモニタリングシステム
CVD成膜過程のモニタリングなどが行えるin-situ分析システムです。
連結系光学系ユニットによるシステム応用例
光学ベース上にミラーや検出器などの光学部品をセットすることにより、オリジナルの光学系を容易に作成することができます。
バイオディーゼル定量システム
ルーチン的な複数サンプルの定量分析に適しています。
異物分析システム
マイクロ～ミリ～センチサイズの試料に対応することができます。
