時間分画機能、条件分画機能、複合条件分画機能、ディスカード分画機能を搭載しています。複数のチャンネルから任意のチャンネルを用いて分画の判定をおこなうことができます。複数チャンネルの判定結果を論理演算して分画をおこなう事もできます。
コレクションメソッドウィンドウでは、分画プログラムを作成できます。測定済みのクロマトグラムを用いて、分画プログラムの動作結果をシミュレーションすることができます。
コレクションビューウィンドウでは、分画の結果をクロマトグラムと共に表示します。分画結果のバイアルの位置とクロマトグラム上の位置を関連付けて表示します。区間ごとのピーク面積の割合も計算されます。
グラジエント溶出を行う際にベースラインが変動し、正確なレベル・スロープ判定を行うことが困難な場合があります。このような場合には、ブランククロマトグラム補正機能により、あらかじめ測定したブランククロマトグラムを自動差し引きすることでベースラインの変動を補正することができ、分画判定の精度が上がります。
モニター・測定中に、コレクションメソッドのマニュアル実行が可能です。マニュアルでテスト開始を行いたい場合や、予定外のピークの溶出への対応ができます。リサイクル分取で分画実行のタイミングを手動操作で行いたい場合にも有効です。マニュアル操作による分画もクロマトグラムに記録が残り、マニュアル分画の結果を利用して新しいコレクションメソッドを作成することができます。
繰り返し分取をピーク分画で行う際、コレクションで予定した時間にピークが出現しなかった場合、自動的に分画バイアルをスキップして、捕集成分が誤ったバイアルに混ざることを防止します。また、時間分画のように移動相で分取物を薄めてしまうこともありません。
スタックインジェクション機能によるオーバーラップ注入で処理能力がさらに向上します。既存のクロマトグラムを利用した注入間隔の最適化のためのシミュレーション機能も搭載しています。
分析スケールから分取スケールへ移行する際に、測定条件をシミュレートできるオプションプログラムです。
※変換可能な分析メソッドは、カラム充塡剤のタイプおよび溶媒組成が同一の場合となります。