日本薬局方(JP)、アメリカ薬局方(USP)、ヨーロッパ薬局方(EP)に対応しています。各局方に記載されている溶出試験法(パドル法、バスケット法)、貼付剤の放出試験法(シリンダー法、パドルオーバーディスク法)に準拠し、各局方で提言されている機械的校正にも適合しています。
円形バスは外気温の影響を受けにくく温度安定性に優れています。恒温水槽温度安定性は±0.05℃です。ヒーターも円形にすることで、ベッセル間温度差±0.1℃を実現しました。
円形バスは全ベッセルを見渡すことができます。さらに、奥に配置されたベッセルへのアクセスを向上させるため、恒温水槽回転機構を搭載しました。高温水槽は180°回転するため、奥に配置されたベッセルを手前に移動させて作業することができます。
パドル・フタは簡単に脱着できるためメンテナンスが容易です。
ベッセルとパドルの中心軸を合わせてセッティングすることが、溶出試験の測定精度と再現性の向上には欠かせません。
自動センタリング機構は日本分光の特許技術です。パドルとベッセル蓋を降ろすだけでベッセルの中心軸とスピンドルの回転軸が自動的に一致します。試験の度に手間をかけず確実にセンタリングが行われ、治具も不要です。
ベッセルごとに温度センサーが付いており、試験液採取直前に採取位置近傍の温度が測定・記録されます。
8ベッセル同時に、自動で投薬することが可能です。試験液採取時にノズルと温度センサーは同時に自動で降ろすことができます。
DT-810のベッセルとパドルは非常に高精度に作成されています。全てのベッセル、パドルには3次元座標計測機の検査データが付属します。
また、ベッセル、パドル、バスケット、バスケット軸にはシリアルNo.が記されています。それぞれを識別できるため、試験の準備や片付け、保管の際にも安心です。
溶出試験器から紫外可視分光光度計、HPLCまですべてが自社製なので、システム全体のメンテナンスを効率的に行うことができます。
DT-810 と各種ユニットを組み合わせることで、目的に合ったシステムを構築できます。
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