溶出試験器

DT-810

溶出試験における操作性を考慮したソフトウェア

DT-810は操作性・視認性に優れたスペクトルマネージャVer.2で制御します。システムモニターや測定データ等が一つの画面内に配置されているため、システムの状況をまとめて確認できます。試験結果、溶出試験モニター記録は一つのファイルとして保存され、データの自動保存や自動印刷も設定できます。また、サンプルごとの試験・測定条件を保存しておけば、次回からはファイルを読み込むだけで試験を始めることができます。

測定プログラム

溶出試験において、様々なパラメータを記録、確認しつつ試験を行うことにより、より信頼性の高い試験を行うことができます。

DT-810のみならず、各種付属品のパラメータも確認することができるので、1台のPCでシステムの統一的な管理が可能です。

溶出試験器用測定プログラム
図1 測定プログラム画面

バリデーションガイドプログラム

溶出試験システムの性能確認試験をサポートするプログラムが標準で付いています。
※バリデーション試験には機械的校正用キットが別途必要です。

[試験項目]
  • スピンドル回転数
  • スピンドル位置と高さ
  • スピンドル芯ぶれ
  • 水槽温度
  • 容器温度
  • 試験液採取量
溶出試験器用バリデーションガイドプログラム
図2 バリデーションガイドプログラム
バリデーションキット
図3 バリデーション冶具キット(オプション)

データインテグリティへの対応

DT-810のソフトウェアとして、FDA 21 CFR PART 11に対応したバージョンをラインアップしています(JASCOスペクトルマネージャCFR)。FDA 21 CFR PART 11で要求されている電子記録・電子署名・データの安全性と完全性を保証するための、セキュリティー機能及び監査証跡の機能を提供します。

ログオン画面
図4 ログオン画面
監査証跡
図5 オーデットトレイル