技術情報 アプリケーション トピックス 紫外可視近赤外分光光度計付属品紹介 空冷ペルチェセルホルダー
トピックス

分光光度計で 100 °C まで試料を温調

恒温槽なしで 100 °C まで

空冷ペルチェセルホルダー EHCS-932 は、紫外可視近赤外分光光度計 V-700 シリーズの試料温調用付属品です。ペルチェ効果による高精度な試料温調が可能です。恒温槽を必要としない空冷タイプで 100 °C まで制御できます。試料温度はセンサーで直接計測でき、実測試料温度での温度変化データを取得することができます。

液体試料を広い温度範囲で高精度に温調

温度制御範囲は 0~100 °C、温度制御精度は ±0.1 °C です。日本分光のペルチェ式付属品をご使用中のお客様からは温度制御の正確さと精度を高くご評価いただいています。

お客様の声「日本分光製ならではの傑出した装置」

(前略)
もし、「日本分光製ならではの傑出した装置」は何かと問われれば、すぐに温度調節ユニットであると答えるだろう。それほどまでに日本分光製の温度調節ユニットは性能が良く、そして使いやすい。
(以下略)
試料温度を直接計測

標準付属の温度センサーで測定中の試料温度を直接計測することができるため、より正確な温度-吸光度(透過率)のデータを取得することができます。

直接計測可能
セル内センサーにて試料温度を直接計測可能
プログラムを組み合わせて更に使いやすく

核酸の熱安定性(融解温度 Tm)、熱力学性質を解析したい!

温度変化測定・メルティング解析プログラム VWTP-959

DNA、RNA 等の核酸やタンパク質などの温度変化データから、融解温度 Tm 解析や熱力学パラメータを計算します。核酸の融解温度から GC 比(GC 含量、グアニンとシトシンの mol %)も計算することが出来ます。

温度変化測定・メルティング解析プログラム
温度変化測定・メルティング解析プログラム VWTP-959

● アニーリングの自動化
事前に温度設定しておけば、核酸 Tm 測定前のアニーリングから測定までを自動制御できます。

アニーリングの自動化
温度変化測定・メルティング解析プログラム VWTP-959

昇温・降温過程のスペクトル変化を見たい!

温度インターバルスキャン測定プログラム VWTS-958

設定した温度間隔で試料のスペクトルを自動測定します。データ表示は2次元スペクトル表示、3次元スペクトル表示、等高線図表示、色分け図表示、断面図表示および計算結果を用いた2次元図表示が可能です。

インターバルデータ解析
温度インターバルデータの解析画面

酵素・基質の反応速度や Km 値を解析したい!

カイネティクスプログラム VWKN-772

酵素溶液に様々な濃度の基質溶液を加えたサンプルの時間変化測定結果より 最大反応速度 Vmax、ミカエリス・メンテン(Michaelis-Menten) 定数 Km およびヒル係数 n、酵素活性値を計算します。阻害定数 Ki の計算にも対応しており、拮抗型、非拮抗型、混合型および不拮抗型の4種類が選択できます。セルチェンジャーを使用することでセル毎に条件を変えたパラレルカイネティクス測定が可能です。
プロット: Michaelis-Menten、Lineweaver-Burk、Hofstee、Eadie、Hill
計算項目: 最大反応速度 Vmax、Michaelis-Menten 定数 Km、Hill 係数 n、阻害物質の型式判定、阻害定数、酵素活性値

カイネティクスプログラム
カイネティクスプログラム VWKN-772