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セミミクロGPC/SEC分析システムの紹介

概要

日本分光は、セミミクロスケールに対応したGPC/SEC分析システムを提供しています。
通常のGPC/SEC分析に比べ溶媒の使用量を低減し、コストや環境負荷の低減に貢献します（関連情報: セミミクロスケールGPCによるナイロン6の分析）。
また、高速データ取込、高速データ出力が可能なRI検出器により、充填剤粒子径の小さいカラムを用いることで、高速分析にも対応します（関連情報: セミミクロスケールGPCによるポリエチレンオリゴマーの分析）。
セミミクロGPC/SEC分析システム
図1 セミミクロGPC/SEC分析システム

セミミクロGPC/SEC分析システム、各ユニットの特長

下記にセミミクロGPC/SEC分析システムを構成する各ユニットの特長を示します。

ポンプ（PU-4185）
0.05mL/minの低流量域でも、高い流量精密さを実現します。

オートサンプラー（AS-4150）
RSD0.25%以下の注入精度の高いAS-4150により、高精度な測定を実現します。

カラムオーブン（CO-4060/4065）
安定性に優れた空気循環式のカラムオーブンを用意しています。200mmLカラムに対応し、CO-4065はカラム切替バルブを搭載することも可能です。

RI検出器（RI-4035）
セミミクロスケールの分析に対応した容量2.7μLのセル、シャープなピークに対応した100Hzの高速データ取込、出力を備えています。また、オーブンと二重構造の温調により外気温の変化に対して高い安定性を発揮します。

RI検出器の安定性
図2 外気温の変化によるRI検出器の高い安定性
UV検出器（UV-4070/4075）
PDA検出器（MD-4010/4015/4017）
紫外可視吸光度検出器により、高分子添加剤等の分析を行うことができます。PDA検出器であれば、クロマトグラムに加えスペクトル情報を同時に取得できます。

PDA検出器によるオンピークスペクトル表示
図3 PDA検出器によるオンピークスペクトル表示
データ処理（ChromNAV Ver.2）
システム制御とクロマトグラムの処理（PDAソフト標準）およびオプションで分子量分布計算プログラムや分子量分布曲線検索ソフトウェアを用意しています。
また、「測定終了」をお手元のスマートフォンなどにメールで通知する等、便利な機能を備えています。
ChromNAV Ver.2はオプションで低分子量ヘパリンの分子量計算（水系サイズ排除（SEC）クロマトグラフィー）にも対応します。
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