赤外顕微鏡

IRT-5200

ソフトウェアの特長

測定プログラム

赤外顕微鏡測定のために考え抜かれたソフトウェアとなっています。イメージングソフトが標準搭載されており、容易にかつ効率的な測定を行えるよう様々な機能が用意されています。

赤外顕微鏡用測定ソフウェア
図1 測定プログラム画面

測定スペクトルとケミカルイメージの連動

ソフトウェア上にリアルタイムで測定スペクトルとケミカルイメージを表示します。

また、測定データと顕微画像をリンクしてファイルに保存できるため、解析時の処理効率が向上します。

スペクトル録画

試料上をプレ測定し、各部位のスペクトルと位置を記録することにより、試料全体の中から最適な測定位置を選択することが可能です。

赤外顕微鏡用スペクトル記録機能
図2 スペクトル録画画面

IQ IR NAV

オートフォーカス

ワンクリックでオートフォーカスと自動輝度調整を行い、観察画像を測定に最適なものにします。

測定位置の自動認識

測定位置をリアルタイムで自動認識し、ワンクリックで測定点の登録も可能です。

測定と同時に定性分析

登録した測定点に対して、測定位置への移動・測定点の観察画像の保存・測定・分類の一連の操作を自動で行います。

解析プログラム

スペクトルデータの処理機能に加え、ケミカルイメージの作成を行うことができます。作成されたケミカルイメージは、コントラストやその表現方法に力点を置かれています。

また、ユーザーの熟練度によらず容易にカーソル移動により、直感的に作成することができます。

赤外顕微鏡用解析ソフウェア
図3 解析プログラム画面

スマートモニタ

スマートモニタ機能により、試料画像とスペクトルを同時に確認しながら測定ポイントを決められます。そのため、最適な測定ポイントを見つけて測定を行うことができます。

JASCO Particle Analysis

観察画像や色分け図から粒子のサイズや面積、色などの情報を取得できます。取得した情報をもとにヒストグラムや度数分布、相関分布の作成が可能です。さらに、ヒストグラムは成分ごとの積み上げヒストグラムにもできます。

JASCO Particle Analysis色分け図
JASCO Particle Analysis積み上げヒストグラム表示
プラスチックの分布(色分け図)と積み上げヒストグラム表示

サンプルと顕微赤外分光光度計による測定データは、株式会社東ソー分析センター様よりご提供いただきました。
参照:株式会社東ソー分析センター 技術レポート No. T1917