製品情報 超臨界流体抽出システム
超臨界流体システム

超臨界流体抽出システム SFE

測定例

フッ素系潤滑油の精製

フッ素系潤滑剤は、分子量分布が狭く、単分散であることが求められます。ただし、分画の際に有機溶媒を使用すると、その有機溶媒が夾雑物となってしまいます。CO2のみのSFE であれば、夾雑成分を混入させることなく、高純度な分画・回収が可能です。

抽出前とSFE抽出物のGPCクロマトグラム
図1 抽出前とSFE抽出物のGPCクロマトグラム

コーヒー豆の段階的抽出

SFEは抽出温度・圧力の変更や、エントレーナーの種類・比率の変更により、選択的な抽出が可能です。中でもSFE 特有のパラメーターである圧力は、高いレスポンスで超臨界流体の密度(溶解度)を変化させることができるため、迅速な条件変更にも対応できます。また、各種検出器で抽出物のモニタリングができ、抽出条件の検討に有効です。

コーヒー豆抽出SFE プロファイル
図2 コーヒー豆抽出SFE プロファイル