製品情報 RMP-500 series

多目的レーザラマン分光光度計

RMP-500 series

測定例

トレハロースの構造変化モニタリング

RMP-500シリーズはファイバーを用いることにより、サンプルへのアプローチが自由に行え、試料の形状・状態に合わせたフレキシブルなシステム構築が可能です。

多目的レーザラマンのモニタリングシステム例
図1 モニタリングシステム例

ここでは、トレハロースの構造変化のモニタリングを行いました。温度80℃の一定温度で1分間隔で測定しました。500cm−1以下は格子振動に帰属されるモードで、時間の経過とともにスペクトルが変化しており、2水和物の結合水が脱離して一旦アモルファス状態になったあと、再結晶化していることがわかりました。

トレハロースの構造変化 トレハロースの経時変化スペクトル
図2 トレハロースの経時変化スペクトル