製品情報 V-700 series

紫外可視近赤外分光光度計

V-700 series

ハードウェアの特長

広い波長範囲で優れたリニアリティーを実現

実績のある光学系をブラッシュアップしました。超高分解A/Dコンバーターの採用、光学系・信号処理の最適化により、広いダイナミックレンジを実現しました。

V-760で、異なる波長領域に吸収をもつ5種類の溶液のスペクトル測定および検量線の作成を行いました。広い波長範囲においてAbs6までのリニアリティーを実現できていることが分かります。

各種吸収ぺクトル
図1 各種溶液のスペクトル
ラニチジン塩酸塩の検量線
図2 ラニチジン塩酸塩の検量線

省スペース

V-700シリーズは高性能かつ設置面積をとらない筐体デザインとなっています。特にV-770/780はシングルモノクロメータータイプのため、近赤外領域まで測定できる機種でありながらコンパクトな筐体を有しています。

紫外可視近赤外分光光度計 V-780
図3 V-780

豊富なスペクトルバンド幅設定

通常のスペクトルバンド幅設定に加えて、迷光を通常の1/3に抑える低迷光モード、ミクロセルに最適化された光束サイズにするミクロセルモードを選択することも可能です。

例えば、紫外可視領域測定モデルであるV-750、760では通常のスペクトルバンド幅設定0.1, 0.2, 0.5, 1, 2, 5, 10nmに加えて、低迷光モードで2, 5, 10nm、ミクロセルモードで1, 2nmのスペクトルバンド幅設定ができます。

ダーク補正

100%Tのベースライン補正の他に、0%Tのダーク補正を行うことができます。ダーク補正を行うことによって、吸光度の高い領域で精度の高い測定が可能です。

IQアクセサリー(付属品自動認識機構)& IQスタート

V-700シリーズは、付属品を自動で認識するIQアクセサリーを搭載しています。

IQアクセサリーに対応した付属品を試料室に装着すると、ソフトウェアに自動認識され、測定データに付属品名やシリアルナンバーなどが自動的に記録されます。また、付属品を認識した際に使用するプログラムが登録されていれば、自動的にそのプログラムが立ち上がります(IQスタート)。

紫外可視分光光度計付属品認識ダイヤログ
図4 付属品認識ダイアログ

新型iRM(インテリジェント・リモート・モジュール)

iRM(インテリジェント・リモート・モジュール)は、タッチパネル式でカラー液晶を搭載した小型モジュールです。PCを使わずに測定や解析ができるため、省スペース、快適な操作環境を提供します。

V-700シリーズでは、新型のiRMであるiRM-1000を採用しました。操作性が向上し、画素数が前シリーズの4倍になったため視認性も向上しています。データはUSBに保存することができます。

iRMのソフトウェアについて>
タッチパネルでiRM操作
図5 iRM-1000

充実の付属品ラインナップ

70種類以上の特別付属品をラインナップしており、様々な試料形状、測定手法に対応することができます。測定目的に合わせて専用システムを構築することも可能です。

V-700用の付属品のみを扱った専用カタログも用意しています。詳細はカタログをご請求ください。

付属品の詳細はこちら>
付属品カタログの請求はこちら>
紫外可視分光光度計付属品カタログ
図6 V-700用付属品カタログ