光分析のパイオニアである日本分光が分光光度計で培ったノウハウを注ぎ込んで開発した高感度で多機能、安定性の高い検出器です。検出器は6種類で全11機種を取り揃えております。
ハイスペックモデルのMD-4010は、紫外可視吸光度検出器と同等の検出感度を誇り、190~900nmの範囲を測定できます。高速データ取込を行えるため、UHPLCやRHPLCシステムの検出器として使用できます。
スタンダードモデルのMD-4015は、200~600nmまでをカバーしています。MD-4010と同様に高感度であり、高速データ取込が行えます。
ベーシックモデルのMD-4017は、測定範囲を200~400nmの紫外領域だけに絞り、高感度検出を必要としないルーチン分析用検出器として活用いただけます。
紫外可視吸光度検出器には、光学特性に優れたツェルニーターナー型モノクロメーターを搭載しています。セルボディの温調によるドリフトの低減などにより安定性を高めたことで、ノイズレベル±0.2×10−5AUを達成しています。
UV-4070は190~900nm、UV-4075は190~600nmまで測定可能です。
UV-4070/4075は2波長同時検出、スペクトルオートスキャンに対応しています。
オートスキャン機能とは? >蛍光検出器は高感度化を徹底的に追求し、FP-4020は世界最高レベルのS/N2300以上(水のラマン散乱)、FP-4025はS/N1400以上を達成しました。2波長同時検出、タイムプログラムによるピーク毎の励起・蛍光波長の変更、スペクトルオートスキャンに対応しています。高速データ取込に対応しており、UHPLCやRHPLCの検出器として使用できます。
光学系を精密温調されたブロック内に収納し、外気温による外乱をシャットアウトしました。
RI-4030は、配管を組み換えることにより、1台で分析モードと分取モードの2通りの使い方ができ、分取モードでは最大120mL/minの高流量に対応しています。
RI-4035は、セミミクロ分析に対応したセミミクロセルを搭載しており、微粒子化したGPCカラムを使ったセミミクロGPC分析に利用いただけます。高速データ取込みにも対応しています。
CD-4095は、円二色性分散計(Circular Dichroism spectrometer)のトップメーカーである日本分光が開発したユニークな検出器です。円二色性を持つ光学活性物質を、高感度で選択性よく検出できます。スペクトルオートスキャンに対応しており、溶出してきた物質のCDスペクトルを測定することができます。
旋光度検出器は、光学異性体による偏光面の傾きを測定するため、紫外可視領域に吸収を持たない試料に対しても測定することが可能です。350~900nmの広い領域をカバーしているため、多様な試料に対応しています。