IRT-7200ではリニアアレイMCT検出器と合わせて、単素子のミッドバンドMCT検出器も搭載しています。また、様々な測定に対応できるよう、検出器を用意しています。
IRT-7100は標準では単素子ミッドバンド検出器を搭載していますが、アップグレードすることにより、リニアアレイ検出器を追加することができます。
ステップスキャン機能を搭載したFT/IR-6000シリーズとIRT-7200の組み合わせにより、時間分解イメージングが可能となります。
最高10 nsec(オプション)の時間分解でダイナミックイメージング測定が行えるので、これまでマクロな領域でしかとらえられなかった反応過程をミクロな領域の変化として捉えることが可能になりました。
スマートマッピングを使用することにより、プリズムと試料を密着させたまま、赤外光を試料上でスキャンしてマッピング測定することができます。
プリズムを試料上で動かす必要がないためクロスコンタミネーションの心配がありません。
また、「見えるATR」は、プリズム越しに試料を観察することができるので、試料上の目的部位を狙って測定することが可能です。
詳細についてはIRT-5200のページも参照下さい >広領域測定ユニットを使用すると、IRT-7200のマルチチャンネル検出器一素子当たりのピクセル分解が50 µm角あるため、広い領域を短時間で測定することができます。スクリーニング用としてこの測定ユニットで測定し、注目するポイントを更に高倍率で測定することで詳細データを効率よく得ることができます。
自動XYZステージによりさらに広い範囲を効率的に測定することができます。ステージの移動はソフトウェアによりマウスで行うことができます。
また、オプションのジョイスティックを使用することにより、より直感的に移動させることも可能です。