マルチチャンネル赤外顕微鏡/全自動赤外顕微鏡

IRT-7200/7100

測定例

モデル解析による多層膜フィルムのイメージング解析

イメージング解析は大量のデータを解析する必要があるため、データ点数が多くなると試料中に含まれる成分を見落とす可能性も考えれます。

モデル解析を使用することにより、試料中の成分を見落とすことなく短時間でイメージング像を得ることができます。図1は多層膜をイメージング解析した結果です。

各層のイメージング像を作成できています。

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赤外顕微鏡による多層膜のイメージング
図1 観察画像とイメージング像

植物(ベンジャミン)葉の断面の分析

葉の断面を透過法により測定しました。測定の結果タンパク質の割合が高い箇所でα-Helixの割合が高いことが確認できました。

IRマッピング二次構造解析プログラムにより多成分から構成された生体組織内のタンパク質二次構造と各成分の赤外イメージングの相関を分析することができます。

赤外顕微鏡を利用したタンパク質の二次構造解析
図2 ベンジャミンのケミカルイメージ(左)と二次構造解析(右)

錠剤表面の近赤外イメージング

近赤外光はその特性から食品や医薬品の非破壊評価を中心に広く利用されています。

図3は錠剤表面の分布を近赤外イメージングにより得られた色分図です。色分図よりアセチルサリチル酸の表面コートが不均一であることが確認されました。

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赤外顕微鏡による錠剤表面のイメージング
図3 錠剤表面コート層のイメージング