測定にはp-ジメチルアミノアゾベンゼン(DAB)を6wt%ドープした5CB液晶セル(配向:パラレル、セル厚:8.17µm)を用いました。
色素の透明な波長(698nm)における透過配置でバルク液晶の電場応答を測定し、DABの吸収ピーク波長(419nm)における反射配置(色素ドープ反射法)で界面近傍液晶の電場応答を測定しました。
図1に示された両者のダイナミクスを比較すると、バルク液晶では緩和過程の応答時間が界面液晶に比べて10倍程度大きいことが解ります。