CrestPakシリーズは基材に金属不純物の少ない高純度シリカゲルを使用した粒径5 µm、細孔径10 nmの充塡剤を使用しています。シリカゲルに含有される金属不純物は残存シラノール基の影響を高めます。また、充塡剤表面の金属不純物は吸着点となり、配位性化合物の分析に影響をあたえます。
CrestPak C18T-5は、オクタデシルシリル基を化学結合した後、残存シラノール基を処理したモノメリックタイプの充塡剤が充塡され、溶離液としてpH2~7範囲で、アセトニトリル/水混合溶媒などを用いるHPLC分析用の高性能カラムです。逆相HPLC分析用ODSカラムの定番です。
CrestPakシリーズではC8およびC1を化学結合した充塡剤を使用したカラムもラインアップしています。ODSと比較すると疎水性相互作用が小さいので、ODSを使用した分析で試料の保持が非常に大きいときに用いると、適度な保持が得られる場合があります。
商品コード | 商品名 | カラムサイズ | 官能基 | エンドキャップ | 粒径 (µm) | 細孔径 (nm) | 耐圧 (MPa) |
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D151 | CrestPak C18T-5 | 4.6 mmI.D. x 250 mmL | C18 | 有 | 5 | 10 | 30 |
D150 | CrestPak C18S | 4.6 mmI.D. x 150 mmL | |||||
D152 | CrestPak C18T-5P | 4.6 mmI.D. x 35 mmL | |||||
D155 | CrestPak C8T-5 | 4.6 mmI.D. x 250 mmL | C8 | 有 | 5 | 10 | 30 |
D159 | CrestPak C8T-5P | 4.6 mmI.D. x 35 mmL | |||||
D158 | CrestPak C1-5 | 4.6 mmI.D. x 250 mmL | C1 | 無 | 5 | 10 | 30 |
D160 | CrestPak C1-5P | 4.6 mmI.D. x 35 mmL |
No. | 題名 | 使用カラム |
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220051H | ADAM誘導体化イワシ魚油中脂肪酸の分析 | CrestPak C18S |
430012HRE3 | OPAプレカラム誘導体化法によるアミノ酸分析 | CrestPak C18S |
430029H | OPAプレカラム誘導体化法によるアミノ酸分析 | CrestPak C18S |
430031H | OPA プレカラム誘導体化-UV 検出法によるアミノ酸分析 | CrestPak C18S |
510003H | トウガラシ属中のカプサイシンおよびジヒドロカプサイシンの分析 | CrestPak C18S |
520013H | 納豆粉末中のイソフラボンの分析 | CrestPak C18T-5 |
620022H | パラオキシ安息香酸エステル類の分析 | CrestPak C18S |
620023H | 安息香酸、ソルビン酸およびデヒドロ酢酸の分析 | CrestPak C18S |
620024H | サッカリンナトリウムの分析 | CrestPak C18S |
820027HRE | プレカラム誘導体化-HPLC法によるホルムアルデヒド、アセトアルデヒド分析 | CrestPak C18S |
920013H | 日焼け止めクリーム中の紫外線吸収剤の分 | CrestPak C8T-5 |