クロロ酢酸・ジクロロ酢酸・トリクロロ酢酸
一斉分析システム

820032H+:「LC/MS/MSによる水道水中のハロ酢酸の分析」

別表第17の2 液体クロマトグラフ-質量分析計による一斉分析法

試料中のハロ酢酸はミックスモードカラムにて分離後、トリプル四重極質量分析計により高感度検出します。
LC/MS/MS システム
システム図
ハロ酢酸分析クロマトグラフ
1: MCAA (0.002 mg/L),
2: DCAA (0.003 mg/L),
3: TCAA (0.003 mg/L),
注入量: 50 µL
構成(EXTREMA 4000Model)
移動相送液ポンプ PU-4185-Binary × 1
オートサンプラー AS-4150 × 1
オプション TC-4000-2 × 1
カラムオーブン CO-4060 × 1
質量分析計 Triple QuadTM 3500 × 1
ボトルスタンド BS-4000-1 × 1
A/Dインターフェース LC-Net Ⅱ/ ADC × 1
LC-Net ケーブル LC-NetCG × 2
装置制御・
データ解析ソフト
Analyst*1 × 1
JASCO Analyst ドライバー × 1
分離カラム Shodex RSpak JJ-50 2D
(2.0 mmI.D. x 150 mmL, 5 µm)
× 1
配管等 RHPLC/UHPLC スタートアップキット × 1
オートサンプラー
バイアル
スクリューバイアル2mLクリアー × 1
セプタム付キャップ × 1
*1 装置制御・データ処理用PC一式が別途必要です。
測定条件
カラム Shodex RSpak JJ-50 2D(2.0 mmI.D. x 150 mmL, 5 µm)
移動相 A: 25 mM 酢酸アンモニウム水溶液(pH 9.2)
B: アセトニトリル
A/B=40/60
移動相 流量 0.2 mL/min
カラム温度 40°C
注入量 50 µL
イオン源 ESI
極性 Negative
MRM Monochloroacetic acid (MCAA)
Q1/Q3: 93/35
Dichloroacetic acid (DCAA)
Q1/Q3: 127/83
Trichloroacetic acid (TCAA)
Q1/Q3: 161/35
〇25 mM ギ酸アンモニウム水溶液
ギ酸アンモニウム 1.575 g を精製水で 1 L にメスアップし、アンモニア水を加えて(1 mL 程度)pH 9.2 に調整
〇標準原液
Wako 水質試験用 3 種クロロ酢酸混合標準液 (MCAA, DCAA, TCAA, 1000 mg/L) を tert-ブチルメチルエーテルで 100 倍希釈 (10 mg/L)
ねじ口バイアルに移し替え、冷凍保存
〇標準溶液
標準原液をメタノールで適宜希釈
都度調製
前処理
なし